この取り組みは、ノーベル平和賞受賞したグラミン銀行の国内版、一般社団法人グラミン日本の休眠預金を活用するシングルマザーのための助成事業として、選ばれたプロジェクトです。
本プロジェクト運営主体のRE/MAX JAPAN(リマックスジャパン)では、「ママが輝くと、子どもの未来が輝く」をテーマに、シングルマザーのデジタルスキル習得を活かした不動産業への就労および起業支援として『デジタル不動産女子育成プロジェクト』を立ち上げ、2025年2月末までにシングルマザー100名の経済的・精神的・社会的自立を目指し、支援をしてまいります。
まずは一都三県に在住のシングルマザーの方々が対象となりますが、本助成事業終了後は全国主要都市にて展開していく所存です。
プロジェクトは一期6ケ月。子育てやお仕事で忙しいシングルマザーの皆さんが参加しやすいよう、講座は全てオンライン。マーケティングに欠かせないセルフブランディングや動画編集、SNS運用法から始まり、不動産の基本的な流れ、図面や契約書、重要事項説明書の作り方のコツなどを全12回で学んでいただきます。
希望者には宅建士資格取得コースを特別応援価格にてご用意。「大人女子宅建」(協力:宅建ダイナマイト合格スクール株式会社)という女性にフォーカスした内容のテキストと音声講義でご案内します。
また、シングルマザーが抱える心理的問題にも向き合えるよう、オンライン座談会や1on1ミーティング、また専門知識を持った団体への相談窓口も設けます。プログラム終了後は、それぞれのライフスタイルに合った働き方で収入アップを目指し、『ママが輝くと、子どもの未来が輝く』世界を実現して参ります。
取り組みに至った背景
不動産営業は、男性社会・営業ノルマ・長時間勤務・休みにくいなどのイメージが先行する職種ですが、本来は「住まい」という生活に不可欠なものだからこそ、家庭に深いかかわりを持つ女性が活躍できる仕事です。
リマックス発祥の地アメリカでは、不動産エージェントの6割が女性。約半世紀前のアメリカも不動産営業職は男性社会でしたが、女性エージェントが増えた要因にはシングルマザーが増えたという当時のアメリカの社会情勢が大きく関係していました。
日本国内でも年間取引件数第一位を3年連続獲得しているのは、二人の子育てをしながらリマックスエージェントとして働くシングルマザー。女性ならではの視点でお客様の暮らしや生活を一緒に考えていくことが、成果に繋がっています。
また扱うものが不動産のため、頑張れば得られる報酬も大きく、「稼げるシングルマザー」の創出が可能です。リマックスのビジネスモデル、国内で活躍するシングルマザーの成功事例、さらにはアメリカの女性エージェントの活動事例やチーム制の活用と新たな教育プログラムを構築することで、シングルマザーの経済的、社会的、精神的自立支援ができるのではと考え、本事業への参画を決めました。
RE/MAX JAPANについて
RE/MAXは50年前、働く人とオーナーが良い関係でいられるために創ったアメリカ発祥の不動産FCブランドです。現在では110以上の国と地域、約9000の加盟オフィスに14万人超の不動産エージェントが所属しています。REMAX JAPANは2014年8月にスタートしました。
ビジネスの中心となるRE/MAXのエージェントは、起業でも無い、雇われでも無い、第三の働き方。従来の組織や商習慣に縛られず、自身の信念のもと、自由にサービスを提供できます。加盟オフィスは、所属エージェントがお客様へより満足度の高い不動産サービスを提供し、そのサービスを通じて得られた成果を分けあっていく、レベニューシェア型の新しい経営スタイルで運営しています。
そしてRE/MAXには、日本中世界中のエージェントとオフィスオーナーが自立連帯し、知識や得意分野やノウハウを共有することで、みんなで幸せを目指す共存共栄の独自のカルチャーがあります。この誇れるカルチャーのもと、RE/MAX JAPANでは、経験の有無関係なくチャレンジしたい様々な環境の方を受け入れ、共に成長していくことで、不動産業界をより身近で温かい透明性のある業界に変えていければと考えています。